折角の楽しい旅行や遠出なのに、乗り物酔いになって楽しめないなんて経験ありませんか?
今回は、車酔いなんて気にせずに、車での旅行を楽しむための方法を紹介していきたいと思います。
この記事で分かること
- 車酔いの原因
- 車酔いの予防法
- 車酔いしたときの対策法
乗り物酔い(車酔い)とは?
人間の身体には、一定のバランスを保つ平衡機能が備わっています。
平衡機能を司る器官として、リンパ液に満たされた三半規管と、炭酸カルシウムの結晶をもつ耳石器と呼ばれる場所があります。
そして、それらの平衡機能を司る器官からの情報に加えて、視覚からの情報で周囲の状況を把握してバランスを取っています。
車酔いは、平衡機能を司る器官と視覚からの情報がずれてしまったり、強い刺激やストレスを受け続けることで引き起こされる自律神経症状です。
症状としては、主に吐き気・嘔吐・眩暈・頭痛といったものが表れます。
乗り物酔いしやすい人っているの?
結論から言うと、乗り物酔いをしやすい年齢や体質はあります。
本来なら乗り物に何度も乗ることで脳が慣れるため、乗り物酔いをしにくくなるのです。
つまり、年を取れば自然と乗り物酔いをしにくくなるということですね。
しかし、乗り物が苦手だったり、精神的なストレスを抱えていると、乗り物酔いしやすくなってしまいます。
乗り物酔いは、5歳頃から始まることが多いです。
そして、高学年に向かうほどに増え、ひどくなる傾向があります。
お子さんの遠足でバス移動が有る場合は、乗り物酔い対策は必須となります。
事前に乗り物酔いを予防する方法
楽しい遠出では、乗り物酔いにならないのが一番ですよね。
まずは、乗り物酔いにならないための予防法の中でも、事前に行える方法を紹介していきます。
体調を整える
車などに乗る前に、体調を整えておくことが乗り物酔い予防になります。
遠出の前夜にしっかりと睡眠をとり、寝不足にならないようにしておきましょう。
また、食事にも気をつけてください。
過度な空腹や食べすぎは良くないです。
車内の清掃
乗り物酔いをしてしまう原因として、臭いが挙げられます。
マイカーの場合は事前に清掃をしておきましょう。
タバコの臭いや、新車っぽい臭いは特に乗り物酔いを誘発させます。
自然な香りの消臭剤などを利用して、嫌な臭いがこもった空間にならないよう心がけることが大切です。
酔い止めの薬を服用する
乗り物酔いを予防するには、酔い止めの薬を30分~1時間前に服用するのが効果的です。
こども向けで有名な酔い止め薬は「トラベルミンシリーズ」ですね。
大人向けの強い薬は、「アネロン」の製品がおすすめです。
乗り物酔い対策グッズを使用する
乗り物酔いグッズに頼るのも手段の一つです。
「車酔い防止リストバンド」には、車酔いに効くといわれているツボを押す効果があります。
また、「酔い止めメガネ」は、常に視界の端に正しい水平線を見せるので平衡感覚を保つ効果があります。
この2つのグッズは、酔い止めグッズとしては人気で一定の評価を得ています。
問題は、見た目がダサかったり、やたら高価なことでしょうか…。
締め付けのない服を着る
締め付けで苦しいと、乗り物酔いになりやすくなってしまいます。
首周りやおなか周りは緩い服を選びましょう。
シートベルトもきつ過ぎないように注意しましょう。
子どものころに、シートベルトサポーターが苦しくて、車酔いがひどかった記憶があります。
酔いにくい座席に座る
バスの場合は、前輪と後輪の間ぐらいの席を選択すると、揺れが少ないです。
車では景色が正面に見える前の席に座ると、視界とからだの揺れのズレを抑えられるので、乗り物酔いを予防できます。
車の場合は、運転席に座って運転するのが一番乗り物酔いを予防できますね。
車内で乗り物酔いを予防する方法
車内でも乗り物酔いを予防することが出来ます。
車内で行える乗り物酔いの予防法を紹介していきます。
乗り物酔い対策グッズを使用する
乗り物酔いグッズに頼るのも手段の一つです。
「車酔い防止リストバンド」には、車酔いに効くといわれているツボを押す効果があります。
また、「酔い止めメガネ」は、常に視界の端に正しい水平線を見せるので平衡感覚を保つ効果があります。
この2つのグッズは、酔い止めグッズとしては人気で一定の評価を得ています。
問題は、見た目がダサかったり、やたら高価なことでしょうか…。
窓を開ける
窓を開けて車内の空気を入れ換えましょう。
車内のこもった空気は、乗り物酔いの原因になりがちです。
また、風にあたると気分転換にもなり、乗り物酔いになりづらくなる効果が得られます。
視線や姿勢に気をつける
なるべく進行方向を向くようにしましょう。
進行方向を向く際も、近くを見るのではなく遠くの風景を見るようにしてください。
姿勢については、なるべく頭を動かさないほうが良いです。
特に、カーブの外側に頭を動かしてしまうと乗り物酔いにかかりやすくなってしまうので注意してください。

乗り物に乗っているときに、ゲームや読書をするのは厳禁です。
炭酸飲料を飲む
炭酸には、胃腸の調子や自律神経を整える働きがあるそうです。
また、飲むとスッキリしますし、気分転換が出来るので乗り物酔い予防にピッタリです。
乗車中の飲み物は、炭酸飲料がおすすめです。
乗り物酔いの対策法
どんなに乗り物酔いを予防する方法を試してみても、かかってしまうことはあります。
乗り物酔いにかかってしまったときに、症状を軽減・治すための対策法を紹介していきます。
酔い止め薬を飲む
酔い止めの薬は、乗り物酔いにかかった後からも効果を発揮してくれる薬もあります。
購入して持っていく薬は、酔った後からでも効果があるのかチェックしておきましょう。
もし乗り物酔いの症状が出てしまったとしても、酔い止め薬を飲めば症状は軽減、もしくは治ります。
事前に飲んだ上に、酔った後からでも効果のある薬を持っていると、精神的に安心感がありますよね。
休憩する
もし、家族で車移動している場合は、車を止めて休憩させてもらいましょう。
お腹が減りすぎているようなら、胃腸の調子が整うような物を食べたりするようにすると良いですね。
外の空気を吸ったりして気分転換をしつつ、体をしっかり休ませれば、症状は軽減します。
寝る
乗り物酔いになって体調が悪くなったら、もう寝てしまうのが一番です。
寝てる間は乗り物酔いをしません。
最終手段ですが、眠ることが可能なら寝てしまいましょう。
まとめ
- 乗り物酔い予防には、事前に体調を整えておくことが大切
- 乗り物で移動中は刺激を少なくし、気分転換をしよう
- 酔い止め薬は酔った後にも効く薬にしよう
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